ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台 Vol.2 革命前々夜号

ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台 Vol.2 革命前々夜号

ミシマ社
  • 定価 1,500 円+税
  • 判型四六判コデックス装
  • 頁数192 ページ
  • 発刊2016年10月29日
  • ISBN9784903908854
  • Cコード0036
  • 装丁矢萩多聞
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

ミシマ社の雑誌 第二弾! 景気や政治や時代にふりまわされることなく 育ちつつある「未来の小さな形」を、「食」と「会社」という切り口から追う。 カンパニー(一緒に食べる)、複業・百姓(百の仕事)、地方(じかた)、手作り……希望の「今」がここに。 もともと、会社というのは、以前、鷲田清一先生に教えていただいたように「食をともにする」ために人類が産み出した共同体のはずです。ところが、現状の会社は、株主のほうばかりを向いて、利益、効率が最優先。顧客もそこで働く人たちの気持ちも置いてけぼり。まして、「一緒に食べるために一緒に働いている」なんてことは、はるか遠くに……。 はたして、これから会社はどうなっていくのか? 今が末期とすれば、「次のかたち」は、もうすでに水面下で起きているにちがいない。 ――「はじめに」より 特集0 「食×会社」を考える 特集1 会社の終わり、companyの始まり 特集2 百姓のすすめ 豪華著者陣書き下ろし! 最初から最後まで読み通したくなる雑誌を目指します。――編集部

目次

はじめに *特集0 「食×会社」を考える 周防大島の農家さんを訪ねて 山本ふみこ /おみおつけのを何にするか *特集1 会社の終わり、companyの始まり 平川克美  /株式会社の終焉 近藤淳也  /会社の人たちと「食べる」ことについて 中山咲子  /まかないのさっこちゃん 山口ミルコ /ダーチャでニチェボー 藤原辰史  /縁食論――孤食と共食のあいだ 植本一子  /言葉をもらう 榎本俊二  /ギャグマンガ家山陰移住ストーリー ブックレビュー 内澤旬子『漂うままに島に着き』 佐藤ジュンコ/甘辛ジュンコの人生案内 矢萩多聞  /おなじ釜のビリヤーニー *特集2 百姓のすすめ 宮田正樹  /命をつなぐ仕事を 小野邦彦  /ブレのある野菜を流通・販売する 後藤正文  /どんな音楽を選んで聴くのかも、どこかで社会に関わってる 井川直子  /過去のすべてに恩返しする 鷲田清一  /集団として生き延びていくために 中村明珍  /里山のDIY野郎 内田健太郎 /マルシェを「つづける」ということ 加地猛   /コンビニをやりたい 益田ミリ  /なんとなく、未来の夏休み 少し長めの編集後記

著者情報

編: ミシマ社(ミシマシャ)

ミシマ社は、「原点回帰の出版社」として2006年10月に創業。全員全チーム(編集・営業・仕掛け屋)の仕事をするというスタイルで、東京・自由が丘、京都府京都市の二拠点で、「一冊入魂」の出版活動を展開中。取次店などを介さない「直取引」という営業スタイルで「一冊」を全国の書店に卸している。

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