著: 中島 岳志(ナカジマタケシ)
中島岳志(なかじま・たけし) 1975年、大阪府生まれ。北海道大学大学院法学研究科准教授。大阪外国語大学でヒンディー語を専攻。京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科博士課程修了。専門は南アジア地域研究、近代思想史。著書に、『中村屋のボース―インド独立運動と近代日本のアジア主義』(白水社、大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞)、『秋葉原事件―加藤智大の軌跡』(朝日文庫)、『血盟団事件』(文藝春秋)、『アジア主義 ―その先の近代へ』(潮出版社)等多数。
プロローグ 第一章 民衆と美 柳宗悦『南無阿弥陀仏』『美の法門』を読む 民衆と「ことば」 民の力 美と宗教、そして政治 個であることと伝統 第二章 近代と政治 ~『ガンディー 獄中からの手紙』を読む~ ダルマとトポス 愛と罪 死者のデモクラシー 積極的な受け身 第三章 「死者」を生きる ~小林秀雄と福田恆存を読む~ W『モオツァルト・無常という事』 N『人間・この劇的なるもの』 N・W「死者」を生きる 第四章 近代の問い 〜『近代の超克』を読む〜 神の問題 霊性の問題 科学の問題 歴史の問題 あとがき