2022年9月25日、京都の今宮神社の境内で開催される「第2回ハレトケ市」に、ミシマ社の本屋さんが出店します!
京都の紫野・西陣地区のお店を中心に、たくさんの素敵なお店が集まるハレトケ市は、「Think globally. Act locally(地球規模で考え、足元から行動する)」という想いを持って開催されています。環境(地球・自然)に負荷をかけず、できる限りゼロ・ウェイスト(ゴミや無駄をゼロにする)な市を目指し、出店者さんとお客さんができることに取り組んでいるイベントです。そのため、お渡し用にプラスチックの袋は使用せず、極力マイバックをご持参いただくことを推奨しています。
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そんなハレトケ市に出店するにあたり、私たちもなにか行動できることはないか? そんな想いで「出版」という自分たちが立っている足場を見直してみました。すると改めて見えてきた、たくさんの本が読者のみなさまの手に渡ることなく廃棄されている、という現状。通常、書店から返品された書籍はカバーを巻きなおすなどの「改装」と呼ばれる作業を経て、再び別の書店店頭に並びます。ただ、書籍の本体に傷や汚れがついてしまったものは、断裁され処分されてしまっているのです。その中には、読むのにはまったく支障のないものも少なくありません。そんな不必要に廃棄されてしまっている本を少しでも減らし、活用することはできないか? 本づくりの立場から、地球環境のためにできる一歩を、このハレトケ市で踏み出せればと考えています。こちらはまた詳細が決まり次第、お知らせします。
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ミシマ社の本屋さんの店頭では、9月15日に発刊を迎える2冊の新刊『偶然の散歩』(森田真生・著)、『ぼけと利他』(伊藤亜紗・村瀨孝生・著)をはじめとしたミシマ社の書籍や、Tシャツや一筆せんなどのミシマ社グッズを、ミシマ社メンバーが手売りします!
前回のハレトケ市では、ブースにちゃぶ台を持ち込み、みなさんに自由に使っていただく「共有地」として開放していました。子どもたちがお絵描きをしている横では、特別に公開していた制作まっただ中の『ちゃぶ台9』のゲラを真剣に読んでくださっている方がいる、といったとても豊かな空気が流れていました。
コロナ禍以降、オフィスでの本屋さんの営業を休業してたため(2022年7月に営業終了しました)、私たちも久しぶりにお客さんに手売りできる機会となり、ほんとうに充実した時間を過ごすことができました。「この本おもしろかったです」といったお客さんとの会話から次におすすめの本をご紹介したり、その本を読んだ方が考え・行動されたことをお聞かせいただいたりと、本を通じてたくさんの方とお話ができ、改めて本の持っている力を実感しました。今回もそんな時間を過ごせることを、メンバー一同とても楽しみにしています。ぜひ「第2回ハレトケ市」へお越しください!
【開催日時】2022年9月25日(日) 10:00~16:00
※会場は屋外ですが、小雨の場合は開催します。大雨・台風などの場合は、中止と判断する場合がございます。
※マイバックご持参ください。
【会場】今宮神社境内
〒603-8243 京都府京都市北区紫野今宮町21
【主催】ムラサキノハレ