中年に飽きた夜は
4刷

中年に飽きた夜は

益田ミリ
  • 定価 1,600 円+税
  • 判型A5判並製
  • 頁数152 ページ
  • 発刊2025年10月17日
  • ISBN9784911226254
  • 装丁鈴木成一デザイン室
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

これは漫才か、人生の叫びか?
さあ、深夜のファミレスへ
50歳たちのゆる笑い劇場が始まる

「人生って ほぼ中年やん?」
笑って、納得! 言えなかったモヤモヤもすっきり‼︎
新しいことを見つけたい気持ちは、この胸の中で枯れずにいる
著者渾身の描き下ろし!

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特製しおり付き!
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「原稿を読みながら、何度も何度も爆笑しました」―担当編集者(50歳)

ミシマ社創業20周年記念

 

著者情報

著: 益田ミリ(マスダミリ)

1969 年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に漫画『今日の人生』(ミシマ社)、『すーちゃん』(幻冬舎)、『サトウさんの友達』(マガジンハウス)、『沢村さん家のこんな毎日』(文藝春秋)、『ランチの時間』(講談社)、『泣き虫チエ子さん』(集英社)、『こはる日記』(KADOKAWA)等。エッセイに『永遠のおでかけ』(毎日新聞出版)、『小さいコトが気になります』(筑摩書房)、『小さいわたし』(ポプラ社)他、多数。『ツユクサナツコの一生』(新潮社)で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。

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担当編集より

先日、50歳になりました。40代と50代、わずか一歳の違い、一体なにが変わるんだ。と思っていたのですが、違う。あきらかに何かが違う気がしてなりません。
その決定的な違いは何? と考えたとき、答えはすべて本書にありました。
その大きな解のひとつは、タイトルの「飽きた」にぎゅっと凝縮しています。オーバー50には叶わない、許されない、もう手遅れ…いろいろ「諦めないといけない」、そうした一切の現実に実は「飽きている」。そのことに気づかせてくれたのが本書でした。
飽きた――。この現実を受け入れさえすれば、本書の登場人物のように飽きないようにしていけばいい。本書を何度も何度も読みましたが、そのたび、爆笑してしまっています。そうして、3人の同世代女性たちの元気に気づけば大いに励まされているのです。
起きたら体ばきばき、名前が出てこない、スマホ見ながら電車待ちしている人に思うこと……ああ、この人たちもか! そう思えることのありがたさ。そして、「みんなで進んでいくのがええ」。こう思える人生のすばらしさ!!(三島邦弘)

原画展情報

益田ミリ『中年に飽きた夜は』刊行記念原画展@山陽堂書店(東京)

益田ミリさんの最新描き下ろし漫画『中年に飽きた夜は』の原画展を開催します。 マンガ原画や描き下ろしイラスト、会場限定企画「益田ミリさんが子どものころ好きだったもの」など、見どころ満載です。

<会期>
2025年10月17日(金)〜11月15日(土)
営業時間:月〜金/11:00〜19:00 土/11:00〜17:00(日・祝休み)

<会場>GALLERY SANYODO
東京都港区北青山3-5-22 山陽堂書店 2F
東京メトロ表参道駅A3出口から徒歩30秒

<お問い合わせ>
03-3724-5616(ミシマ社)

その後関西、福岡、名古屋などへの巡回を計画中です!

読者はがきより

益田ミリさんの作品が大好きで、新刊を心待ちにしていました。ていねいにゆっくり読もうと思っていたのにもう終わってしまった…でも、久しぶりに会った同級生とあの頃と変わらない空気感で話したような充実感でした。きっと何度も読み返し、その度に新しい気付きがありそうで楽しみです。30歳の私にとって中年になるのが楽しみになった本でした。これからも素敵な作品を待っています。

ーー30代読者

 

50才よりちょっと先を行く私にも共感ポイント満載でたくさん笑った。でも、「笑ってられるのも今のうちやでー」と先輩方からの声が聞こえてきそう…この先に分かれ道があるなら、できるだけ長く笑っていられる方の道を行きたい。そのためにこの本はきっと役立つに違いない。何と言っても笑いは最高のアンチエイジング薬なのだから。
それにしても、さすが大阪出身のミリさん。この掛け合いのテンポの良さ!!!益田ミリさんの新境地?そして、さりげなく郷愁をそそるお菓子たちにも胸がトキメク♡中年に飽きないで、もっと楽しもうよ!と言ってもらえた気がした。

ーー60代読者

 

歳をとると気になることが増えていくけど、中年もまあ悪くないなあと思わせてくれる本でした。あちこちに中年仲間がいるのかも、知らない人に対しても温かい気持ちになれそうです。

ーー50代読者

 

読み終わってパチパチパチパチ思わず拍手をしました!漫才のテンポもノリもとってもよくて、ジュンさんのツッコミつぶやきも秀逸でした!

ーー60代読者

 

たいへん楽しく、深く共感しながら読みました。私自身、今年50歳になった昭和50年生まれです。残りの人生は振り返るだけで生きていこうと決め、みうらじゅん氏の言うところの「老いるショック」に膝を抱えていたタイミングでした。そんな私にとってこの本はまさに海に投げていただいた救命胴衣です。「新しいこと」は大げさでなくていい、カーテンを洗う程度のことでいいという言葉に肩の力が抜けました。さっそく私も小さな一歩を踏み出そうと、カルディで初めての調味料を買って料理してみました。とてもおいしかったです!
長い中年期を、登場人物たちのように軽やかに過ごしていきたいと思います。

ーー50代読者

 

中年オブ中年の年齢になって、べつに悲しくもうれしくもないけど、こんなふうにくすっと笑えるエピソードみたいなの、綴られてるのはちょっとうれしかったです。Tシャツもイマイチ似合わないし、分刻みでヨイショッて言って自己表現してる自分、一緒にファミレスで話を聞いてる気分でした。
いつまで中年でいられるかわからないけど、中年が終わってまた読み返してみるのも楽しみです。

ーー50代読者

 

50才をすぎて思うこと、身体のこと、親のこと、思うことばかりで、刺さります。仕事のこと子供のことも近頃問題ばかりで辛い日々です。本当に「何もないことがいいこと」と思っています。少しは新しいことにも目を向けながら、同世代の人がみんなこの空の下がんばってるんだと思いながら生きていきます。

ーー50代読者

 

私は73才になりました。ミリさんとは20才近く離れていますが、笑いっ放しでした。私はデジタル難民なので解らない言葉も出てくるのですが、調べたり想像したりするのも新鮮。年代は違っても、私にも50才の時があり、思い出しては「そうそう、わかるわかる」ばかりです。楽しいなあ。

ーー70代読者

 

もうすぐ49歳、「あー疲れた」を一日何度も唱える私にぴったりでした。でも読み終えたら、おもしろいことを探しを見つけたくなりました。人生を楽しみ気づきをくださり、ありがとうございます。

ーー40代読者

 

本を読みながら声に出して笑ったのは初めてかもしれません。でも、おもしろいだけでなく、ふっと考えさせられたり、キュンとするような気持ちになったり、読めて良かったです! 来年40歳を迎える私ですが、歳を重ねることも、こうして笑っていけるのなら楽しみだなと思えました。

ーー30代読者