2022年4月3日(日)の北海道新聞に、平川克美さん『共有地をつくる』の書評を掲載いただきました。評者は辻山良雄さん(本屋「Title」店主)です。
“面白いのは、著者が自らの体験をもって、この思想まで辿(たど)りついたということだ。
かつて翻訳やITといったビジネスを手がけ、それに成功していた平川さんは、ある日品川区の商店街で、隣町珈琲(となりまちカフェ)という喫茶店をはじめる。むやみに金を儲(もう)けるのではなく、身の丈にあった「小商い」が性に合っていたというが、それはいま芽吹きはじめている若い人の生き方に、ことばを与えるものでもあった。
そう、「共有地」とは昔を懐かしむことではなく、いま起こっている、あたらしい社会の動きなのである。”(書評文より一文抜粋)
以下より書評文が全文お読みいただけます。