2022年11月1日(火)の京都新聞にちいさいミシマ社より刊行した、那須耕介さんの『つたなさの方へ』が掲載されました。
当たり前とされている規範や行動を、少し違う角度から見つめ、新しい風景を提示する。「傘はいらない」と題した一編は、データ重視の社会にあらがう。
天気予報の降水確率や感染症の感染率などに触れながら「私たちの毎日の生活には統計による可能性の計算がつきまとう」とした上で、「肝に銘じておくべきなのは、それは個別のできごとの予言ではない」とつづる。
そして「今日、自分にだけは、雨は降らないだろう。そんな根拠のない楽観を打ち消す力は、統計にはない」と締めくくる。
「この人はこんな人だ、という思い込みで相手を塗りつぶさない、そんな余白を」と題し、那須耕介さんと代表・三島との関係性から丁寧にご紹介くださっています。
ぜひお手にとってご覧ください。