2021年10月発刊、中島岳志さんの『思いがけず利他』の書評が、北海道新聞に掲載なりました。
料理研究家・土井善晴さんに書評をいただきました!
“本書によれば、人のためと言う行為は、いつも偽善、負債、支配、利己が伴い胡散臭くなる。だから利他という。誰かのためという瞬間は、いつも偶然。うれしくなることは、いつも未来からやってくるものだとある。些細な利他は日常に、たくさん忍ばせられているのだろう。だからきっと、事実は、授かる人のコンディションにはたらきかけてくるのではないかなあ。”
“さまざまな利他が考察される「思いがけず利他」という本書が持つ利他性により、利他がわかれば、利他のはたらくコンディションがもたらされると思うのは欲望か。”(書評より一部抜粋)