ミロコマチコ『まんげつおどり』特設ページを訪れていただき、ありがとうございます。
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八月踊りとは?

「八月踊り」は、旧暦の8月(現在の9月頃)を中心に、奄美大島の各地で行われる、五穀豊穣や集落の繁栄を祈る伝統行事です。

ミロコさんは、奄美大島での暮らしを綴った著書『島まみれ帳』(ブロンズ新社)でこう書かれています。

「島人(しまっちゅ)は、唄と踊りがとっても好きだ。お祝い事はもちろん、お花見や運動会でも、人が集まれば、何かあるごとに唄い踊る。『八月踊り』と呼ばれていて、『踊り』と言っても、唄、チヂン、曲によっては三味線も入って、それら全てを総称して『八月踊り』と呼ばれている。一年のうちでメインで唄い踊るのは、(…)『種下ろし』と呼ばれる秋のお祭りだ。10月後半くらいから各集落で行われるのだが、奄美では全て旧暦の行事なので、『八月踊り』と言われるのであろうか。とはいえ、冬でも春でもいつでも『八月踊り』は唄い踊られる。」(169頁)

八月踊りには、曲も、それにあわせた踊りの振り付けも、30種類以上あるそうです。

「歌詞は全て、どの曲にもあてはまるように、八八八六語で構成されている。決まっているのは、最初の女性の打ち出しが唄う一番の歌詞だけで、次の男性の打ち出しが二番の歌詞をどれにするかを決める。踊り手たちは冒頭の言葉を聞き、即座に、どの歌詞かを判断して、唄いつづけていく。(…)まるで即興のジャズセッションのようだ。」(170頁)

歌詞の意味

『まんげつおどり』には、奄美大島に伝わる歌の歌詞を組み合わせた言葉がたくさん出てきます。その歌詞の意味をご紹介します。

歌は島の人たちが口伝えで受け継いできたものです。正確ではないところもあるかもしれませんが、歌に込められた気持ちが伝わるよう、ミロコさんに翻訳いただきました。

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ハレー ウードューティートーヨー オーモーヨーンドー

<意味>
踊ったら豊かな気持ちになるよ
(※「ハレー」は掛け声)

種下ろさんせ 餅(むち)もれがきゃーよてぃな
餅(むち)くれてたぼれ 祝てぃおしょろ

<意味>
蒔いた種が、豊作になりますように
あなたのお家の厄払いをして、幸せが訪れますように

ヤーハレ ナーキャモ アラシャゲテー
ヤーハレ ユーサリー マータショシラー

<意味>
あなたも 激しく早めて
揺さぶりましょう
(※「ヤーハレ」は掛け声)

ナキャモ カワセバード ワキャモ カワーソ

<意味>
あなたも交わせば、私も交わそう
(※同じ歌詞を歌ってしまった時や、おしまいにしたいときに歌う)

今日(キュウ)ぬ誇らしゃや いつよりどぅ勝りな
いつも今日(キュウ)ぬぐとぅに あらしたぼれ

<意味>
今日の誇らしさは、いつにもまさってすばらしい
いつも今日のように、あらせてください

おぼこりどぅやりょりゅ 果報(かふ)しゃやどぅやりょりゅな
来年(やね)ぬ稲がなし 畦枕(あぶしまくら)

<意味>
心遣いを賜わりました 大変お世話になりました
来年の稲が 畦道を覆い隠すほど実りますように

 

八月踊りの映像

実際の八月踊りの映像と、歌の音声をご紹介します。
ぜひ『まんげつおどり』に出てくる歌詞を探しながらお楽しみください。

八月踊りの音声

でっしょう

あがれ立ち雲

今の踊り

油だらだら