増補版 街場の中国論
5刷
街場シリーズ

増補版 街場の中国論

内田 樹
  • 定価 1,600 円+税
  • 判型四六判
  • 頁数352 ページ
  • 発刊2011年02月25日
  • ISBN9784903908250
  • Cコード0095
  • 装丁クラフト・エヴィング商會
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本の詳細

真の国力は「負けしろ」の多さで決まる。 日本は中国から見れば化外の民? 中華思想はナショナリズムではない――。 一本の補助線を引く。すると、日本人には不可解きわまりない、隣国の言動の意味が見えてくる。内田樹の「名推理」冴えわたる、誰も書かなかった「決定版・中国論」。

目次

Ⅰ 街場の中国論  第一章 尖閣問題・反日デモ・中華思想 第二章 中国が失いつつあるもの  第三章 内向き日本で何か問題でも? Ⅱ 街場の中国論 講義篇 第1講 チャイナ・リスク―誰が十三億人を統治できるのか? 第2講 中国の「脱亜入欧」―どうしてホワイトハウスは首相の靖国参拝を止めないのか? 第3講 中華思想―ナショナリズムではない自民族中心主義 第4講 もしもアヘン戦争がなかったなら―日中の近代化比較 第5講 文化大革命―無責任な言説を思い出す 第6講 東西の文化交流―ファンタジーがもたらしたもの 第7講 中国の環境問題―このままなら破局? 第8講 台湾―重要な外交カードなのに… 第9講 中国の愛国教育―やっぱり記憶にない 第10講 留日学生に見る愛国ナショナリズム―人類館問題をめぐって

著者情報

著: 内田 樹(ウチダ タツル)

1950年東京生まれ。東京大学仏文科卒業。東京都立大学大 学院人文科学研究科博士課程を中退後、同大学人文学部助手などを経て、現在は神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画 論、武道論。 著書に『街場の現代思想』『街場のアメリカ論』(以上、文春文庫)、『街場のメディア論』(光文社新書)、『日本辺境論』(新潮新書・2010年新書大賞受賞)、『街場のマンガ論』(小学館)、『もういちど 村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)、 『街場の教育論』(ミシマ社)など多数ある。

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