日本習合論
6刷

日本習合論

内田 樹
  • 定価 1,800 円+税
  • 判型四六判並製
  • 頁数296 ページ
  • 発刊2020年09月19日
  • ISBN9784909394408
  • Cコード0095
  • 装丁尾原史和
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

外来のものと土着のものが共生するとき、
もっとも日本人の創造性が発揮される。

どうして神仏習合という雑種文化は消えたのか?
共同体、民主主義、農業、宗教、働き方…
その問題点と可能性を「習合」的に看破した、傑作書き下ろし。

壮大な知の扉を、さあ開こう。

<<ミシマ社創業15周年記念企画>>
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◆掲載情報
・1/22(金) 週刊読書人 書評掲載!
・2021/1/5(火)朝日新聞 半5段広告出稿!
・11/27(金)毎日新聞 全5段広告出稿!
・11/22(土)北海道新聞 書評(大澤真幸さん評)掲載!
・11/21(土)毎日新聞 書評(橋爪大三郎さん評)掲載!
・「週刊文春」(2020年11月12日号)に武田鉄矢さんによる書評掲載!
 11/9(月)文春オンラインでも公開
・11/1(日)NHKラジオ「マイあさ」内「著者からの手紙」に著者出演、本書についてのインタビューが20分ほど放映されました。
・10/31(土)東京新聞、中日新聞に短評が掲載されました!
・10/26(月)朝日新聞 朝刊3面 半5段広告出稿しました!
・全国地方紙に著者インタビュー掲載(共同通信社より配信)
 10/17(土):北日本、山陰中央新報、沖縄タイムス
 10/18(日):日本海新聞、高知新聞、宮崎日日新聞、大分合同新聞、熊本日日新聞、琉球新報
 10/25(日):佐賀新聞、徳島新聞、愛媛新聞、山陰新聞、神戸新聞、神奈川新聞、埼玉新聞
 11/1(日):岐阜新聞
 11/7(土):信濃毎日新聞
・10/16(金)茂木健一郎さんが動画で紹介くださいました!
・10/9(金)「内田樹の研究室」 で「ちょっと立ち読み」として本文を一部公開いただきました。
・9/30(水)朝日新聞 朝刊3面 半五段広告を出稿しました。
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「話を簡単にするのを止めましょう」。それがこの本を通じて僕が提言したいことです。もちろん、そんなことを言う人はあまり(ぜんぜん)いません。これはすごく「変な話」です。だから、多くの人は「そんな変な話は聴いたことがない」と思うはずです。でも、それでドアを閉じるのではなく、「話は複雑にするほうが知性の開発に資するところが多い」という僕の命題については、とりあえず真偽の判定をペンディングしていただけないでしょうか。だって、別に今すぐ正否の結論を出してくれと言っているわけじゃないんですから。「というような変なことを言っている人がいる」という情報だけを頭の中のデスクトップに転がしておいていただければいいんです。それ自体すでに「話を複雑にする」ことのみごとな実践となるのですから。――あとがきより

著者情報

著: 内田 樹(ウチダタツル)

1950年東京生まれ。東京大学文学部仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学を2011年3月に退官、同大学名誉教授。専門はフランス現代思想、武道論、教育論、映画論など。著書に、『街場の現代思想』(文春文庫)、『サル化する世界』(文藝春秋)、『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書・第6回小林秀雄賞受賞)、『日本辺境論』(新潮新書・2010年新書大賞受賞)、『街場の教育論』『増補版 街場の中国論』『街場の文体論』『街場の戦争論』(以上、ミシマ社)など多数。第3回伊丹十三賞受賞。現在、神戸市で武道と哲学のための学塾「凱風館」を主宰している。

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