著: 斉藤倫(サイトウリン)
詩人。1969年生まれ。『どろぼうのどろぼん』で、第48回日本児童文学者協会新人賞、第64回小学館児童出版文化賞、『しじんのゆうびんやさん』で、第63回野間児童文芸賞を受賞。おもな作品に『さいごのゆうれい』『ぼくがゆびをぱちんとならして、きみがおとなになるまえの詩集』「私立探検家学園」シリーズ。うきまるとの共作に、『はるとあき』『ほんやくすると』『ペンギンのトビオ』などがある。
「読んでもおわりにならない本」って?
9つの短編&「とびとび」に展開する物語が、未知なる読書の世界へ誘う!
本好きはもっと好きに。苦手な人にも衝撃・・・!
どこにも居場所がないと思っている、たった一人へ
本が好き、少しでもその思いをもつすべての人へ
物語や本というものは何か、本好きさえ気づいていない真理がこの一冊に―。
生活者のための総合雑誌『ちゃぶ台』大人気連載が待望の書籍化!
装画・挿画:真造圭伍
●本文より
ねがうことは、じぶんでは、どうしようもないとしることだ。それは、なにもしないんじゃない。なにひとつできないのをわかって、それでも、なにかをすることだ。――「ゆっくりながれぼし」より
なかがわのいう「りゆう」は、ぼくのおもうりゆうとはちがっている。なかがわのせつめいも、ぼくのおもうせつめいとちがう。――「りゆうをいうなかがわ」より
〈短編9本〉 ビルさん / ゆっくりながれぼし / クリップの王さま/ひぐれのうえき / しっぽをなくした、むかしのじんるい /三十年 / 窓 / にんぎょうつかいの夢 / りゆうをいうなかがわ 〈「あいだ」をつなぐ物語〉 「どうやら、きみは、本は読みおわる、とおもってるようですな」 “おわらない本”をさがしに、少年いずるは、本屋、図書館を訪ねることに。そこで出会うガラパゴスゾウガメ、フクロウオウム、ヤブイヌたちは、奇想天外にも思える「真理」を話す。