著: 星野概念(ホシノガイネン)
1978年生まれ。精神科医 など。病院に勤務する傍ら、執筆や音楽活動も行う。雑誌やWebでの連載のほか、寄稿も多数。音楽活動はさまざま。著書に、いとうせいこう氏との共著 『ラブという薬』『自由というサプリ』(以上、リトル・モア)がある。
まえがき Ⅰ 発酵する精神科臨床のはなし 第1話 日常も発酵も深海も、 第2話 人との和、輪、ワニ、を感じた月 第3話 キラキラしている人の胸の内には、 第4話 加圧もプラセボも信仰も、そして発酵も、 Ⅱ 「ないようである」のレッスン 第5話 小さな神様に見えてしかたありません。 第6話 「そもそも」を追うことが鍵のような気 第7話 「精神と時の部屋の逆の部屋」みたいな、 第8話 信頼というのは、信じて頼ると書くわけで、 第9話 共通するのは、「曖昧さに耐える」ということ 第10話 勘は、馬鹿にできないどころかとても大切な Ⅲ かもしれない精神医療 第11話 境界線を揺らしたり、曖昧にさせるような小さな出来事 第12話 人間はみんな違って面倒くさい! ……からこそ最高にドラマティック 第13話 簡単に泣かせず、むしろ笑わせるMさん 第14話 どうしても生じてしまう圧は、 第15話 頼りになる人が自分のなかに内在して 第16話 遅めのスピード感を意識するということが Ⅳ 「ないようである」菌やウイルスと生きる 第17話 ノロとアニキはまったく別の生物ですが、 第18話 自宅多めの生活から社会多めの生活に戻るのは、思いのほか 第19話 「普通」というのは正しさとか正解とかを意味するわけでは 第20話 無数の菌たちが無理なく自在にそこに あとがき ―回り回ってつながって、本当に少しずつ―