著: 村瀨孝生(ムラセタカオ)
1964年、福岡県飯塚市出身。東北福祉大学を卒業後、特別養護老人ホームに生活指導員として勤務。1996年から「第2宅老所よりあい」所長を務める。現在、「宅老所よりあい」代表。著書に『ぼけと利他』(伊藤亜紗との共著、ミシマ社)、『ぼけてもいいよ』『看取りケアの作法』『おばあちゃんが、ぼけた。』『シンクロと自由』など多数。
自然に抱かれ独りで逝くことも「あり」だ。
爺捨て山を開拓し、ぼけの深まる母と過ごし考えた。
38年介護に従事した著者の理想の老い方とは?
個人の生死を超えた「いのち」の思想。
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今の社会では、老いも死も、あまりにシステムに管理されすぎているのではないか。憧れる老い方のヒントは、ぼけのあるお年寄りたちの超然としたあり方と、粛々と循環を繰り返す山の植物や動物たちにあった。自意識を手放しつつある母を介護することで「我」と向き合い、自らの老いを堪能する日々。
おかしみと哀しみの中に「いのち」を見つめた、老いをめぐる思考の白眉。
はじめに 「いのち」に死はない 第一章 爺捨て山を開拓する 第二章 母と僕 第三章 うんこは人生に似ている 第四章 老いゆく身体を堪能する 第五章 そういうふうに、僕は老いたい