京都で考えた
2刷

京都で考えた

吉田篤弘
  • 定価 1,500 円+税
  • 判型四六判変形上製
  • 頁数128 ページ
  • 発刊2017年10月20日
  • ISBN9784903908991
  • Cコード0095
  • 装丁クラフト・エヴィング商會
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

答えはいつもふたつある。 吉田篤弘が、京都の街を歩きながら 「本当にそうか?」と考えたこと。 ミシマ社創業十周年記念企画 この街で考えたことを、これまでに何冊かの本に書いてきた。ただ、それらのほとんどは小説だったので、物語のどの部分が京都で考えたことであるかは判らない。いまこうして書き始めたこの本は小説ではなく、京都で考えたことをありのままに書こうという本である。――本文より

目次

Ⅰ 怪物と忘却 見えない目次 バオローテイ 円卓の騎士 チェシャ猫の笑い 地球の外から来た友人 Ⅱ ふたつの怪物 なぜ、地球は回っているのか 答えはいつもふたつある 圏外へ ひそやかな水の力 冬のスパイ Ⅲ 中庭の怪物 剥製工場 読まない測量師 言葉の森 本当のこと スリンク――掌編小説 あとがき

著者情報

著: 吉田篤弘(ヨシダアツヒロ)

1962年東京生まれ。作家。小説を執筆するかたわら、クラフト・エヴィング商會名義による著作とデザインの仕事も行っている。著書に『つむじ風食堂の夜』『それからはスープのことばかり考えて暮らした』『レインコートを着た犬』『モナ・リザの背中』『電氣ホテル』『ソラシド』『台所のラジオ』『遠くの街に犬の吠える』など多数。