【7/26-29】こどもとおとなの夏の放課後2022 開催します!※見逃し視聴可

【7/26-29】こどもとおとなの夏の放課後2022 開催します!※見逃し視聴可

ミシマ社では2020年より、こどももおとなも思いっきり楽しみながら学ぶ、夏の講座を開催してきました。
昨年は「こどもとおとなのサマーキャンプ2021」として、5名の講師の方々をお迎え。「やってみよう!と思わせてもらえる素敵な時間でした」「たのしいことを探し、手を動かす。こころがドキドキする時間でした」とご感想もたくさんいただき、参加者の皆さんとともに、とても充実した時間を過ごすことができました(昨年の「サマーキャンプ」の様子はこちらの記事をご覧ください)。

そしてこの夏も、こどもとおとながみんなで楽しめる講座をオンラインにて開催します!

こどもとおとなの夏の放課後 2022 って?

学校や会社、そして自分という枠をはずれて、好奇心のままに思いっきり楽しむ。時には、いつもとはちょっと違うことをやってみる。そんな「放課後」のような、自由でわくわくする時間を共にする、この夏だけの講座です。

発酵、食、料理、生活、フィールドワーク・・・幅広いテーマを、最高の講師の皆さんとともに学びます。こどももおとなも「学び」の楽しさに思いっきり触れる4日間です。

※4日間の通しご参加のほか、各講座のみの単発ご参加も可能です。

 

テーマは「学んで、遊べる、居場所がほしい!」

「夏休みって時間がありすぎてヒマ」「何かやってみたいけど、どうしたらいいかわからない」「学校や会社にはいまいち馴染めない」「学校で勉強するだけが学ぶことじゃないような気がするけれど・・・」

そんなこどもとおとなの思いに応え、参加する方々とともに、この夏の居場所をつくっていきます。

講座の時間が「居場所」となるのはもちろん、この講座以降も、「学んで、遊べる、居場所」を自らで探るきっかけとなればという思いも込めました。

講座ラインナップ

7/26(火)~29(金)19:00~20:30(途中10分休憩あり)

7/26(火)「菌を育ててピタパンをつくろう」タルマーリー(渡邉格さん・麻里子さん)
7/27(水)「土井善晴のお料理学校」土井善晴さん
7/28(木)「家をつくる、その前の『アイデア』の練習」村上慧さん
7/29(金)「はじめてのフィールドワーク」松村圭一郎さん

すべてオンライン配信でおこないます。ライブ配信後、アーカイブ動画をご用意いたします。
※松村圭一郎さんの講座は仙台の書店「曲線」さんから配信します。現地での参加方法の詳細はこちらをご覧ください。

 

対象年齢

「こどもとおとなの夏の放課後2022」は、こどもからおとなまでどなたでもご参加いただけます。
小学校低〜中学年のお子さんは、親御さんと一緒にご参加いただくことがおすすめです。

 

講座の流れ

※課題の提出は自由です。

 

課題

各講座の最後には、講師の皆さんから課題をひとつ提示いただく予定です。
課題はご近所で、家で、手足を動かしたりしながらできるものばかりです。

 

フィードバック会

提出いただいた課題にたいして、講師の方々からの「フィードバック会」をオンラインでもうけます(8月24日~27日)。

なお、課題の提出は自由です。課題は出さず、講師のお話を聞くだけの参加もまったく問題ありません。

また、通しチケットで4講座すべてにご参加いただいたみなさまには、全講座参加した記念となるような、修了証を郵送いたします。

 

各講座の内容をご紹介します!

(フィードバック会 8/26)「菌を育ててピタパンをつくろう」 講師:タルマーリー(渡邉格さん・麻里子さん)

パンをつくるのに欠かせないもの、それは、菌の力。
菌を味方につける! そんな夏休みにしませんか?
この講座では、菌の力を引き出すプロであるパン屋・タルマーリーのお二人が、天然酵母でパンをつくる方法を伝授します。

レーズンなどの甘い食材と、空気の中にいる菌。みなさんの身近にある素材から天然酵母を仕込む技を実演しながら、発酵(菌のはたらきによって、食べものが変化すること)の仕組みやうまく発酵させるポイントをレクチャーしていただきます。
そして、参加者はもれなく、レーズン酵母で作るピタパンのレシピがもらえます!

講座を受けたあとは、お話とレシピを参考に、自分たちの身近な食材で菌を育てて、ピタパンづくりをしてみましょう。うまくいってもいかなくても、写真や文章でレポートを送っていただければ、タルマーリーさんがアドバイスをくださいます!
パンづくりをしてみたい子どもも大人も、この機会にぜひ!

<講師からのメッセージ>
菌は人間の皮膚にもお腹の中にもたくさんいて、私たちは菌に助けられながら生きています。
そして昔から菌を利用して発酵食品がつくられてきました。
今回はタルマーリー流パンづくりの基礎を教えます。難しそう・・・と思うかもしれませんが、きちんと手順をふめば大丈夫。
この機会に菌が友達みたいに思えたら、世界がまた違って見えるかも・・・。

開催日時
①講座本編 7/26(火)19:00~20:30(途中10分休憩あり)※終了しました。アーカイブ動画をご視聴いただけます。
※当日は材料のご用意は不要です。講座では菌の話や作り方をじっくりご説明し、レシピをお渡しします。後日「課題」として各自でパン作りに挑戦ください。

②フィードバック会 8/26(金)19:00~
※本編後に提出いただいた「課題」について、講師からフィードバックをお返しする会です。
課題は提出自由、フィードバック会も参加自由です。お気軽にどうぞ。

※①本編、②フィードバック会ともにアーカイブ動画をお送りしますので、当日ご都合がつかなくともお楽しみいただけます。

講師プロフィール
格、1971年東京都生まれ。麻里子、1978年東京都生まれ。
2008年、夫婦共同経営で、千葉県いすみ市に開業。自家製酵母と国産小麦だけで発酵させるパン作りを始める。2011年の東日本大震災の後、より良い水を求め岡山県に移転し、天然麹菌の自家採取に成功。さらに、パンで積み上げた発酵技術を活かし、野生の菌だけで発酵させるクラフトビール製造を実現するため、2015年鳥取県智頭町へ移転。元保育園を改装し、パン、ビール、カフェの3本柱で事業を展開している。著書に『菌の声を聴け タルマーリーのクレイジーで豊かな実践と提案』(ミシマ社)、『田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」』(講談社)がある。

(フィードバック会 8/25)「土井善晴のお料理学校」講師:土井善晴さん

「夏休みだから
一緒にお料理しながらみんなで考えましょう。
いろんなことがありすぎて・・・
みんななんだかよく分からなくなっているんですね。
だから料理すればいいんです。
料理することで自然とつながれます。
お料理は生きていくことです。
料理は幸せになる力を磨きます。
食べるだけじゃないんですね。
家族が料理して、家族が食べる。
家族は自分。自分は家族です。
お料理がわかればいいですね。」
――土井善晴先生より

土井先生の、「普段の食事はご飯とみそ汁を中心にしたシンプルなものでも良い」という提案は、多くの大人を救ってきました。
そして、学生や子どもたちにも、自分たちの命を守ってくれる食文化としての料理について、長年指導を続けてこられました。

土井先生の講座を受けると、料理をしたくなります。
その喜びをお伝えしたくて、本講座を企画しました。
子どもも大人も、ふるってご参加ください。

<土井先生より、おとなのみなさまへ>
料理する目的って、おいしいものを作るだけではないって、子どもがいればわかるでしょう。毎日しっかり生きていくために作る。みんなで食べて楽しむために作る。家族の料理は自分の都合で「今日はお休み」って言えないんですね。趣味じゃないから。毎日のことなんです。だから何を作るか、家族の基本があればいいですね。家族みんながお料理できればいですね。お料理で嫌な思いをするのはダメですね。お料理はやっぱり楽しいものですね。料理はレシピじゃない。だから、どうするのか・・・。そんなことを考えています。

開催日時
 ①講座本編 7/27(水)19:00~20:30(途中10分休憩あり)※終了しました。アーカイブ動画をご視聴いただけます。
※当日、材料や料理器具のご用意などは不要です。

②フィードバック会 8/25(木)19:00~19:30 
※本編後に提出いただいた「課題」について、講師からフィードバックをお返しする会です。 
課題は提出自由、フィードバック会も参加自由です。お気軽にどうぞ。

 ※①本編、②フィードバック会ともにアーカイブ動画をお送りしますので、当日ご都合がつかなくともお楽しみいただけます。

講師プロフィール
土井善晴(どい・よしはる)
料理研究家。十文字学園女子大学招聘教授(健康栄養学科/食事学・料理学)、甲子園大学客員研究員、学習院女子大学講師。東京大学最先端化学研究センター「LEARN」客員研究員。和食の観点から「一汁一菜」を提唱。著書に『一汁一菜でよいという提案』『暮らしのための料理学』など。中島岳志との共著に『料理と利他』がある。

 

7/28(木)「家をつくる、その前の『アイデア』の練習」講師:村上慧さん

アーティストの村上慧さんと「アイデア」をふくらませる練習をしよう!

村上さんはこれまでに、「家」にまつわる実験をたくさんおこなってきました。
自分でつくった発泡スチロールの家をせおって日本各地を歩いたり(この取り組みは、『家をせおって歩く』という絵本にもなっています)、冬の札幌で電気や火を使わずに生活するために、落ち葉の発酵熱を使った暖房を手づくりしたり。夏の名古屋では、水の気化熱を利用した「自然の冷蔵庫」の仕組みで冷房をつくる挑戦もしています。

この講座では、そんな村上さんと「〇〇から守る家」をテーマに、アイデアをふくらませる練習をします。

雨から、暑さから、騒音から、ナメクジから、悲しみから……
「〇〇から守る家」を自由に考え、スケッチしながら、「家」ってどういうものなのかを知り、アイデアのふくらませかたを楽しく学ぶ、そんな夏を過ごしませんか?

この講座を通して村上さんに教えていただくのは、「つくりかた」ではなく「考えかた」
自分で考えることのおもしろさを味わったら、一生忘れられない夏になるかも!?

<講師からのメッセージ>
近所でキジバトが木の枝をくわえて歩いていました。巣を作っていたのでしょう。彼らの巣は雛や卵を「天敵から守る家」と言えます。
またこれも最近の話ですが、動かなくなった芋虫を持ちながら、地面を歩いているハチを見つけました。たぶんアナバチの一種で、彼らは自分で掘った穴に芋虫を入れ、そこに卵を産みつけます。孵化した幼虫は、芋虫を食べて成長します。生まれた時からご飯が隣にある、これは「空腹から守る家」と言えそうです。
さて、みなさんにとって「家」とは、何から守るためのものですか? そしてそれはどんな形になるのか、一緒に考えてみましょう。

開催日時
①講座本編 7/28(木)19:00~20:30(途中10分休憩あり)
※スケッチするためのペンと紙をご用意してご参加ください。

②フィードバック会 8/24(水)19:00~19:30
※本編後に提出いただいた「課題」について、講師からフィードバックをお返しする会です。
課題は提出自由、フィードバック会も参加自由です。お気軽にどうぞ。

※①本編、②フィードバック会ともにアーカイブ動画をお送りしますので、当日ご都合がつかなくともお楽しみいただけます。

講師プロフィール
村上慧(むらかみ・さとし)
1988年生まれ。2011年武蔵野美術大学造形学部建築学科卒業。2014年より自作した発泡スチロール製の家に住む「移住を生活する」プロジェクトを始める。著書に『家をせおって歩く かんぜん版』(福音館書店)、『家をせおって歩いた』(夕書房)、『移住を生活する』(金沢21世紀美術館)などがある。ミシマ社のウェブ雑誌「みんなのミシマガジン」にて「自分の地図をかきなおせ」を連載中。

7/29(金)「はじめてのフィールドワーク」講師:松村圭一郎さん

「学校が嫌いで、毎日、放課後が待ち遠しくてしかたなかった」そう話す人類学者の松村さん。彼の「フィールドワーク」の原点には、日々の遊びがありました。そのフィールドワークってどうやるの?
ーー写真を撮ってみる? 本を読む? 誰かに話を聞いてみる? 空想する?

外に出かけて、そこにあるものをきちんと「見る」。自分なりに「考えて説明する」。すると、世界がちょっとだけ変わって見えてくる!
そんなとっておきの方法を学びましょう。

<講師からのメッセージ>
文化人類学者も、最初はフィールドワーク初心者でした。でも、その初心者のフィールドワークがけっこううまくいくんです。身近にあるよく知らない人の営み。そこに一歩ふみこんで観察したり、話を聞いたりしてみると、世界の見え方ががらりと変わります。この夏、そんな世界を変えるフィールドワークに挑戦してみましょう。

開催日時 
①講座本編 7/29(金)19:00~20:30(途中10分休憩あり)
本講座は、仙台の書店「曲線」さんでのリアルイベントと、「ミシマ社のMSLive!(オンライン配信)」の同時開催です。
リアルイベントのご参加方法についてはこちらをご覧ください。

②フィードバック会 8/27(土)19:00~20:00 
※本編後に提出いただいた「課題」について、講師からフィードバックをお返しする会です。 
課題は提出自由、フィードバック会も参加自由です。お気軽にどうぞ。
 
※①本編、②フィードバック会ともにアーカイブ動画をお送りしますので、当日ご都合がつかなくともお楽しみいただけます。

講師プロフィール
松村圭一郎(まつむら・けいいちろう)
 1975年熊本生まれ。岡山大学文学部准教授。専門は文化人類学。所有と分配、海外出稼ぎ、市場と国家の関係などについて研究。著書に『うしろめたさの人類学』(ミシマ社、第72回毎日出版文化賞特別賞)、『くらしのアナキズム』(ミシマ社)、『はみだしの人類学』(NHK出版)、『これからの大学』(春秋社)など、共編著に『文化人類学の思考法』(世界思想社)、『働くことの人類学』(黒鳥社)。

 

 

チケット情報

全4講座にご参加いただける「通しチケット」と、各講座に単発でご参加いただける「単独チケット」の2種類のチケットをご用意いたします。
参加者のみなさんとの一体感が味わえる、通しチケットでのご参加がおすすめです。気になる講座が複数ある方は、ぜひ、通しチケットでご参加ください!


・通しチケット(全4講座):10,000円+税 発売中!(チケット購入ページはこちら

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・4つの講座ごとの単独チケット:各3,000円+税 発売中!(各講座のバナーからチケットページへお進みください)

よくあるご質問

Q.講座を受けるにあたって、必要なものはありますか?
A.全体を通して必要なものは、オンライン配信を観ることができるパソコン・タブレット・スマートフォンのみです。各講座ごとに必要なものは、詳細が決まり次第お知らせいたしますが、身近にあるものでご参加いただけるようにする予定です。

Q.おとなひとりでの参加は可能ですか?
A.もちろん大歓迎です! おとなの方だけでもご参加いただけます。

Q.兄弟・姉妹で2名参加したいのですが、チケットは2枚必要ですか?
A.ご家族でご参加いただく場合、1枚のチケットで複数名の方にご参加いただいて構いません。

Q.当日、急に予定が入って参加できなくなってしまったら、どうすればよいですか?
A.参加者全員に、録画動画をお送りいたします(終了後、2日以内)。録画動画にてご参加いただけますと幸いです。

Q.オンラインイベントの参加方法がわかりません。
A.こちらのページをご覧ください。また、メールやお電話(ミシマ社京都オフィス:075-746-3438)でも、お気軽にお尋ねください。

お問い合わせ

・メールでのお問い合わせは、お問い合わせフォームより送信ください。

・お電話は、ミシマ社京都オフィス:075-746-3438(平日10時〜18時)にお願いいたします。