その農地、私が買います
4刷

その農地、私が買います

高橋さん家の次女の乱

高橋久美子
  • 定価 1,700 円+税
  • 判型四六判変形並製
  • 頁数232 ページ
  • 発刊2021年10月20日
  • ISBN9784909394583
  • Cコード0095
  • 装丁佐藤亜沙美
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

「実家の畑を、太陽光パネルにしたくない」
愛媛出身、東京在住。
闘いの狼煙をあげたものの、立ちはだかる壁の数々!
これぞ、現代日本の課題そのもの…
現実はあまりにもすごかった!

ミシマ社創業15周年記念企画

「おまえは東京におるんじゃけん関係なかろわい」by 父

農地は負の遺産と考える父親世代、中・小規模農家の経済的な厳しさ、農地を持っている人しか農地を買えない法律、急増する猿や猪の畑荒らし、子孫を残せない「F1種」の種、体調を悪くする農薬散布、足並みを揃えることを最優先する町の雰囲気…etc.

未来に後悔をしないため、まずは知ること、動くこと。
「変わり者」と言われても、高橋さん家の次女はゆく!

***
本文中の記載に、次のとおり誤りがございました。

・91ページ4行目
(誤)収穫した四〇〇キロのサトウキビから四〇キロの搾汁がとれて、そして砂糖になるのはたったの二〇キロだそうだ。
(正)収穫した四〇〇キロのサトウキビから二〇〇キロの搾汁がとれて、そして砂糖になるのはたったの四〇キロだそうだ。

・93ページ1行目
(誤)四〇〇キロのサトウキビから二〇キロの黒糖
(正)四〇〇キロのサトウキビから四〇キロの黒糖

訂正し、謹んでお詫び申し上げます。 編集部

目次

はじめに 第1章 久美子の乱 第1ラウンド 第2章 久美子の乱 第2ラウンド 第3章 サトウキビをめぐる冒険 第4章 サルとイノシシ現る 第5章 生命を食べる 第6章 農業という表現 第7章 久美子の乱 その後 長い追伸 そこで暮らすということ

著者情報

著: 高橋久美子(タカハシクミコ)

作家・詩人・作詞家。1982年愛媛県生まれ。音楽活動を経て、詩、小説、エッセイ、絵本の執筆、翻訳、様々なアーティストへの歌詞提供など文筆業を続ける。また、農や食について考える「新春みかんの会」を主催する。著書に小説集『ぐるり』(筑摩書房)、エッセイ集『旅を栖とす』(KADOKAWA)、『いっぴき』(ちくま文庫)、詩画集『今夜 凶暴だから わたし』(ちいさいミシマ社)、絵本『あしたが きらいな うさぎ』(マイクロマガジン社)など。

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