1,800円+税
刷り:3刷
判型:四六判並製
頁数:224ページ
装丁:矢萩多聞
発刊:2020年1月30日
ISBN:978-4-909394-31-6 C0095
犯人は、「他者の不可解な行動」や「社会の空気」にあらず……
共感、個性、協調性、正しさ、「みんなが…」
――こうした言葉で、現代人が自らハマる罠を見事に解明!
身体に根ざした、本当の自信を取り戻す!
本書では、多くの人がわだかまりを感じている出来事をそのまま受け止めて、「なんだかなぁ」と違和感を共有するにとどまらず、その手前までさかのぼり、起きていることを「ただ起きている出来事」として捉え、その上で何が私とあなたの間にモヤモヤを生じさせてしまうのか。そういうふうに考えてみることにしました。善い悪いを決めるためでも問題を解決するのでもなく、問題を作り出しているのは何か。モヤモヤの正体に迫っていきたいと思います。――「はじめに」より
1970年神戸市生まれ。インタビュアー&ライター。政財界人やアスリート、アーティストなど約1000人に取材し、その経験と様々な武術を稽古した体験をもとに身体論を展開している。主な著書に『やわらかな言葉と体のレッスン』(春秋社)、『体の知性を取り戻す』(講談社現代新書)、『増補新版 FLOW 韓氏意拳の哲学』(晶文社)、『脇道にそれる』(春秋社)など。
尹雄大×伊藤亜紗 トークイベント「迷い、戸惑う感覚の味わい方」(1)
尹雄大×伊藤亜紗 トークイベント「迷い、戸惑う感覚の味わい方」(2)
「深、呼、吸、和、書、集」 〜世間の空気、私の心、解きほぐす本〜
「日本では「ノー」と面前で言うことはなかなか勇気がいると思います。いまどきは「ノーというなら代案を出せ」と言われかねませんから、率直に言わないことで波風立たないようにする場合もあるでしょう。ただ、率直に言わないことで和は保たれたとしても、それは「決して本当のことを言わない」ことで成り立っている関係性だとすれば、果たしてそこで言う「和」とは何なのでしょう。」――著者・尹さんの言葉より
――朝日新聞書評サイト「好書好日」著者インタビュー(2020年3月25日)
◎「日刊ゲンダイ」著者インタビュー掲載(2020年3月12日)
◎TBSラジオ「ACTION」武田砂鉄さんパーソナリティー回・ゲスト出演(2020年3月30日)
◎文化放送「大竹まことのゴールデンラジオ」ゲスト出演(2020年3月23日)
刊行を記念して、著者の尹雄大さんに選書いただいた本を含めた選書フェア「『迷惑』と『ワガママ』の呪いを解く本」を開催します!
<開催中>
・HMV&BOOKS SHIBUYA / 文芸書担当さんによるミニ選書 / 〜終了日未定
・くまざわ書店 武蔵小金井北口店
・青山ブックセンター本店
・TSUTAYA ララガーデンつくば
第1章 子育てをめぐるモヤモヤ
第2章 コミュニケーションをめぐるモヤモヤ
第3章 仕事をめぐるモヤモヤ
第4章 感情をめぐるモヤモヤ
第5章 教育をめぐるモヤモヤ
第6章 笑いをめぐるモヤモヤ
第7章 社会をめぐるモヤモヤ
第8章 他者の視線をめぐるモヤモヤ