本の詳細
自分の時間を生きていたい。
毎月10万人が閲覧する、求人サイト「日本仕事百貨」を運営する著者、初の著書。
植物にとって、生きると働くが分かれていないように、私たちにもオンオフのない時間が流れている――著者自身、そして求人の取材で出会った人たちが、芽を出し、枝を伸ばして、一本の木になっていくまでの話。
ぼくは「日本仕事百貨」という求人サイトを運営している。職場を訪ねてインタビューし、それを求人の記事にまとめる。大切にしているのが、仕事のあるがままを伝えること。(略)求人というと、募集要項がメインとなることも多い。もちろん、福利厚生や給料だって、大切なこと。けれどそれだってひとつの枝葉に過ぎないんじゃないか。それよりも根っこに共感できるか。こちらのほうが大切なんじゃないか。
――「はじめに」より
本書に登場する方々
西村佳哲さん、シブヤ大学/左京泰明さん、カキモリ/広瀬琢磨さん、福島屋/福島徹さん、DRAFT/宮田識さん、6次元/ナカムラクニオさん、東京R不動産/林厚見さん ほか
目次
Ⅰ 種を蒔き、水をやる
仕事百貨が生まれるまで
いいハプニング――トム・ヴィンセントさん
衝動と付き合う――西村佳哲さん
Ⅱ 芽が出て、葉が開く
はじめての求人依頼
自分ごと――木村硝子店/木村武史さん、シブヤ大学/左京泰明さん
贈り物――ブリュッケ/伊藤佐智子さん、FESCH一級建築士事務所/安井慎治さん、グラム・デザイン/赤池円さん、ラ・ボンヌ・ヌーベル/佐々木隆行さん
Ⅲ 根を張り、幹を伸ばす
真似できない求人サイト
まずやってみる――日光珈琲・饗茶庵/風間教司さん、nD inc./中原寛法さん、NPOグリーンバレー/大南信也さん
目の前にいる人と向き合う――蔵前・カキモリ/広瀬琢磨さん、釜浅商店/熊澤大介さん
今、ここで生きる――おまめ舎/久木誠彦さん、群言堂/松場登美さん
Ⅳ 枝を張り、葉が茂る
「しごとバー」のはじまり
顔が見える――月光荘/トモレッドさん
はじめからさいごまで――福永紙工/山田明良さん・宮田泰地さん、福島屋/福島徹さん、デザイン会社ドラフト/宮田識さん
つなげるデザイン――MIRU DESIGN/青木昭夫さん、リノベーションスクール/嶋田洋平さん
Ⅴ 森になる
自分の映画館をつくれるサービス「popcorn」のこと
みんなでつくっていく――荻窪・6次元/ナカムラクニオさん
快楽サステナブル――東京R不動産/林厚見さん
生きるように働く