1,800円+税
判型:四六判並製
頁数:208ページ
装丁:中林信晃・安本須美枝(TONE Inc./ホホホ座金沢)
発刊:2019年6月21日
ISBN:978-4-909394-22-4 C0095
「ていねいな暮らし」「セレクトショップ」「夢を持とう!」
そういうものに疲れてしまったすべての人へ。
2015年4月、京都・左京区に「ホホホ座」浄土寺店が開店。
その後、全国に10店の「ホホホ座」が誕生。
それらは支店でも、フランチャイズでも、のれん分けでもない。
店名を共有しているだけで、全く別の店…。
その関係性の不思議さと店が「続く」謎を、二人の半生を通して探った、反省の書。
1972年、京都生まれ。2004年に「ガケ書房」を開店。2015年4月1日、「ガケ書房」を移転・改名し「ホホホ座」を開店。著書に『ガケ書房の頃』(夏葉社)、編著として『わたしがカフェをはじめた日。』(小学館)、絵本に『やましたくんはしゃべらない』(中田いくみ・絵、岩崎書店)などがある。
1967年、京都生まれ。90年代後半よりレコード屋「MENSOUL RECORDS」を10年間経営。その後、映画のバイヤー、制作などをしつつ2011年、古本、雑貨の店「コトバヨネット」を開店、2015年よりホホホ座。ホホホ座2階、1階奥ギャラリー、浄土寺センターの店主。
『ホホホ座の反省文』ついに完成しました。(1)
『ホホホ座の反省文』ついに完成しました。(2)
本日、『ホホホ座の反省文』発売日です!
ホホホ座とミシマ社の反省会 山下賢二×三島邦弘トークイベント
「PHP online 衆知」で内容を抜粋したものが掲載されています!
→『「ていねいな暮らし」に疲れた店主が開いた、不思議な「本屋」』
「独自のシステムができた経緯、物を売ることやお金の意味、人との関係性などを2人は謙虚に、時には斜に構えてつづる。生きるうえでの価値観や働くことについて一考させられる一冊だ。」(2019年6月30日、京都新聞書評)
「思わず膝を打ったのは、『セレクトショップ』という『モノの売り方や自分自身の売り出し方』を『あほらし』と一蹴する個所。2人は紆余曲折を経て、ありがちな『清潔と特別』を回避し、『ホホホ座』を作った。そんな2人は、すべて言葉がクールで辛辣、そして真っ正直で気持ちがいい。」(2019年7月23日、サンデー毎日書評)
「店は地域の空気を吸って大きくなる。僕の店は本屋さんであり雑貨屋さんであり、みやげもの屋であるというコンセプトは変わらない。だから子育て中の方が来てくれるなら、絵本や女性誌の棚を充実させる。年配の方に向けた本も仕入れる。」(2019年9月、ハンケイ500m vol.51)
第1章 ホホホ座への道
第2章 左京区ゆるい問題と「どう食う?」問題
第3章 店を耕す農夫たち ~加地猛との対話~
第4章 ホホホ座のやり口
第5章 親戚紹介
第6章 往復便多
終章 わたしたちの日々