極楽よのぅ
ちいさいミシマ社

極楽よのぅ

内田健太郎
  • 定価 2,000 円+税
  • 判型四六判並製
  • 頁数224 ページ
  • 発刊2024年06月13日
  • ISBN9784911226056
  • Cコード0095
  • 装丁大島依提亜
取扱書店

本の詳細

死後の世界を信じているわけではないが、
あったらいいなと思う時もある。

2011年4月に、28歳で川崎から山口県周防大島へ。
紛れもない限界集落で、じいちゃんばあちゃんの言葉に耳を傾け、笑いそして涙する。
13年間の島暮らしの記録。著者初のエッセイ集。

●編集部より

会ったこともない人の葬式へ行き、山火事が起これば消防団として出動、息子誕生で新聞社から取材依頼、友人は選挙に出馬し見事当選、40才になって初めて母とイタリア旅…周防大島で手に入れた広大な土地で、2024年みつばちミュージアム「MIKKE」をオープン。

ミシマ社が2015年から刊行している雑誌『ちゃぶ台』に創刊号から寄稿をしてくださった内田健太郎さんのエッセイを読み感じたこと。それは「島の暮らしって、とーってもゆったり…して…ない!?」という発見でした。

養蜂家という職業につきながら、その仕事だけをしているのではない。次から次へとやってくる「自分の番」を受け止めながら、考え、生活しつづける内田さんの言葉は、移住や暮らすことに新しい感覚をもたらしてくれます。

目次

序  Ⅰ 島の暮らしと極楽浄土 アロハ警察、山火事に遭う Perfect Day 神様と船に酔う 猫のあんず 屁みたいな時間 ブラウン 口下手なおじさん Ⅱ 匂いたいのに 右の手、左の手 ホセとおじさんと青年 はじまりの言葉 メメント森田さん ペー君と茶碗 Ⅲ ふたり旅 ソリアネーゼ ワンダフルライフ ベッラビータ あとがき

著者情報

著: 内田健太郎(ウチダケンタロウ)

1983年神奈川県生まれ。養蜂家。東日本大震災をきっかけに、周防大島に移住。ミシマ社が発行する生活者のための総合雑誌『ちゃぶ台』に、創刊時よりエッセイや聞き書きを寄稿している。2020年より、周防大島に暮らす人々への聞き書きとそこから考えたことを綴るプロジェクト「暮らしと浄土 JODO&LIFE」を開始。2024年、みつばちミュージアム「MIKKE」をオープン。