本の詳細
国家は何のためにあるのか?
ほんとうに必要なのか?
「国家なき社会」は絶望ではない。
希望と可能性を孕んでいる。
よりよく生きるきっかけとなる、
〈問い〉と〈技法〉を
人類学の視点からさぐる。
本書でとりあげる「人類学者によるアナキズム論」とは…
・国家がなくても無秩序にならない方法をとる
・常識だと思い込んでいることを、本当にそうなのか? と問い直す
・身の回りの問題を自分たちで解決するには何が必要かを考える
アナキズム=無政府主義という捉え方を覆す、画期的論考!
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この本で考える「アナキズム」は達成すべき目標ではない。むしろ、この無力で無能な国家のもとで、どのように自分たちの手で生活を立てなおし、下から「公共」をつくりなおしていくか。「くらし」と「アナキズム」を結びつけることは、その知恵を手にするための出発点だ。(「はじめに」より)
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ミシマ社創業15周年記念企画
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●目次
はじめに 国家と出会う
第一章 人類学とアナキズム
第二章 生活者のアナキズム
第三章 「国家なき社会」の政治リーダー
第四章 市場(いちば)のアナキズム
第五章 アナキストの民主主義論
第六章 自立と共生のメソッド――暮らしに政治と経済をとりもどす
おわりに
***メディアで話題!パブリシティ情報***
・2021年9月22日(水)西日本新聞/松村圭一郎さん連載枠で紹介
・2021年10月9日(土)京都新聞/書評「本屋と一冊」(評者:人文書院・浦田千紘さん)
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/652243
・2021年10月16日(土)毎日新聞/書評(評者:伊藤亜紗さん)
https://mainichi.jp/articles/20211016/ddm/015/070/016000c
・2021年10月17日(日)HONZ/書評(評者:刀根明日香さん)
https://honz.jp/articles/-/46116
・2021年10月20日(水)朝日新聞/「後藤正文の朝からロック」
・2021年10月21日(木)読売新聞(大阪版・夕刊)/新刊紹介
・2021年10月22日(金)熊本日日新聞/著者インタビュー
・2021年10月22日(金)共同通信 配信/著者インタビュー
・2021年10月24日(日)NHKラジオ第1「マイあさ!」「著者からの手紙」出演
《聞き逃し視聴いただけます!(11/22(月)午後0:00まで)》
https://www.nhk.or.jp/radio/player/ondemand.html?p=5642_18_3736644
・2021年10月26日(火)朝日新聞(朝刊・2面)半5段広告