本の詳細
無印良品、ユーミン、食べログ、「まちづくり」……みんなが何となく避けてきたけれど、なんだか「ちょっと違うんちゃうか」と思うことについて、容赦なく突っ込みまくる。時代が切望した「批評家」の誕生!
消費社会やグルメ情報や異世代間のコミュニケーションや大阪都構想などなどに対して、ちょっといつもよりは深く考えたりしていると、いきなり自分のなかからK氏という分身が登場した。 そのK氏の遠吠えがどこまで届き、その周波数にチューニングを合わせて聞き取ってくれる同志が、一人でも多くいることを著者として望んでいる。そしてK氏はまだまだあきらめていない。———著者より
目次
はじめに
Ⅰ
・「仕事は効率よく、コストは最小に」と
グルメライターのタダめしとの関係性について。
・「食べログ」と「通」の埋めがたい距離について。
・飲食店のあかん現状について。
・「消費者」に老いも若いもない、という話。
Ⅱ
・「この頃の若いもんは」という物言い。
・点としての人と時間の話。
・『恋人がサンタクロース』のユーミン考。
・「タイトル、まだ決まってません。」的な禁煙の話。
・服がおもろなくなった時代の話。
Ⅲ
・セブンイレブンのコーヒーと立ち呑みで思うこと。
・大阪都構想と「西成」の「あかん話」。
・「まちづくり」は禁じ手、な話。
すこし長めのあとがき