K氏の遠吠え
コーヒーと一冊

K氏の遠吠え

誰も言わへんから言うときます。

江弘毅
  • 定価 1,000 円+税
  • 判型四六判並製(角丸)
  • 頁数96 ページ
  • 発刊2015年12月08日
  • ISBN9784903908724
  • Cコード0095
  • 装丁文平銀座
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

無印良品、ユーミン、食べログ、「まちづくり」……みんなが何となく避けてきたけれど、なんだか「ちょっと違うんちゃうか」と思うことについて、容赦なく突っ込みまくる。時代が切望した「批評家」の誕生! 消費社会やグルメ情報や異世代間のコミュニケーションや大阪都構想などなどに対して、ちょっといつもよりは深く考えたりしていると、いきなり自分のなかからK氏という分身が登場した。 そのK氏の遠吠えがどこまで届き、その周波数にチューニングを合わせて聞き取ってくれる同志が、一人でも多くいることを著者として望んでいる。そしてK氏はまだまだあきらめていない。———著者より

目次

はじめに Ⅰ ・「仕事は効率よく、コストは最小に」と グルメライターのタダめしとの関係性について。 ・「食べログ」と「通」の埋めがたい距離について。 ・飲食店のあかん現状について。 ・「消費者」に老いも若いもない、という話。 Ⅱ ・「この頃の若いもんは」という物言い。 ・点としての人と時間の話。 ・『恋人がサンタクロース』のユーミン考。 ・「タイトル、まだ決まってません。」的な禁煙の話。 ・服がおもろなくなった時代の話。 Ⅲ ・セブンイレブンのコーヒーと立ち呑みで思うこと。 ・大阪都構想と「西成」の「あかん話」。 ・「まちづくり」は禁じ手、な話。 すこし長めのあとがき

著者情報

著: 江弘毅(コウヒロキ)

1958年、大阪・岸和田生まれの岸和田育ち。神戸大学農学部卒。『Meets Regional』(京阪神エルマガジン社)の創刊に携わり12年間編集長を務めた後、現在は編集集団「140B」取締役編集責任者。著書に『岸和田だんじり祭〜だんじり若頭日記』(晶文社)、『「街的」ということ』(講談社現代新書)、『街場の大阪論』(バジリコ)、『「うまいもん屋」からの大阪論』(NHK出版新書)、『有次と庖丁』(新潮社)、『飲み食い世界一の大阪〜そして神戸。なのにあなたは京都へゆくの〜』(ミシマ社)など多数。

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