坊さん、父になる。
3刷

坊さん、父になる。

白川密成
  • 定価 1,600 円+税
  • 判型四六判並製
  • 頁数240 ページ
  • 発刊2015年09月11日
  • ISBN9784903908489
  • Cコード0095
  • 装丁寄藤文平・杉山健太郎(文平銀座)
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

坊さん歴、十年。 それは僕にとって、「妻との結婚」「お寺の新しい建物、演仏堂の建立」「すこしばかりの心身の不調」、そして「娘を授かり父親になる」という人生の大きな節目でもあった。そして、そんな頃に考えてきたこと、なにげないけれど、時々とても大切なように感じられる「仏のヒント」を、まるで親しい友だちに手紙を書くように、今から、みなさんにお話ししたい。 ――プロローグより 「仏様、大師様、ボクを救って。」 心身の不調、結婚、そして父になるという重み...。 苦悩する若き住職が、仏教を通して見つけたもの、そ・れ・は! 『ボクは坊さん。』(2015年秋映画化)をしのぐ名作、誕生!! 前作『ボクは坊さん。』2015年、映画化! 主演:伊藤淳史 共演:濱田岳、松田美由紀、イッセー尾形、山本美月、溝端淳平 ほか

目次

プロローグ 第1話 沈黙の語るもの 第2話 結婚式に歌う坊さん 第3話 出し惜しみ 第4話 人間関係で意識する「フラット」であること 第5話 中道の机 第6話 見えるところに置いて、トレースする 第7話 音楽がきこえる 第8話 神秘の準備 第9話 演仏堂を建立しました 第10話 からみ合う生と死。〝気をつけて〟生きる 第11話 死者の世界にお邪魔する 第12話 〝ゆるす、なだめる〟状況打開のヒント 第13話 子どもを授かる エピローグ ―― そして話は最初に戻る あとがき

著者情報

著: 白川密成(シラカワミッセイ)

1977年愛媛県生まれ。栄福寺住職。高校を卒業後、高野山大学密教学科に入学。大学卒業後、地元の書店で社員として働くが、2001年、先代住職の遷化をうけて、24歳で四国八十八ヶ所霊場第五十七番札所、栄福寺の住職に就任する。同年、『ほぼ日刊イトイ新聞』において、「坊さん――57番札所24歳住職7転8起の日々――」の連載を開始し2008年まで231回の文章を寄稿。2010年、『ボクは坊さん。』(ミシマ社)を出版。2015年10月映画化。他の著書に『空海さんに聞いてみよう。』(徳間書店)がある。

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