本の詳細
透明人間の眼を持ったなら・・・
世界初の製本方法で実現できた、まったく新しい世界。
◎詩について
毎日一詩を書く詩人の谷郁雄さんが、震災後、一週間、筆をとれませんでした。
そして再び書き出した最初の詩が、題名にもある「再出発」でした。
本書は、2010年11月6日から2011年5月30日までに書かれた中から選んだ31詩を載せています。
また、全詩「透明人間」になったような視点で読むことができる、見ることができるのも特長です。
◎「世界初の製本」の意味
詩 - 半透明の用紙
写真 - 通常の用紙
詩と写真が交互に展開され、それにあわせ一枚一枚用紙も変化していきます。
これまで誰もが形にしたかったけれど実現不可能だった製本です。
今回、一般流通するものとして(おそらく)世界で初めて可能になりました。
「透明人間」の視点、「再出発」の視点、ふたつの視点が宿った一冊。
紙でしか表現できないこの世界を、ご堪能ください。(編集部より)
★第46回造本装幀コンクール 「経済産業大臣賞」と
「出版文化産業振興財団賞」をダブル受賞いたしました!
【審査員の講評】ー「経済産業大臣賞」
異なる紙質を組み合わせてページの効果を実現した。
選考委員の一人から「ありえないぐらいすごい。嫉妬した」
という発言があった。折りや丁合いに手間のかかる造本に
なっており、それを実現したことに評価が向けられた。
(柏木 博)
※公式冊子より抜粋
【審査員の講評】ー「出版文化産業振興財団賞」
世界初の造本技術を駆使した本だ。
出版不況といわれる時代に新技術を開発して読者に提供した
意気込みに大いに共感した。読者にも新たな本の楽しみが
増えることになる。出版・印刷・製本業界に新たな可能性を
投げ掛ける一冊として高く評価したい。(肥田美代子)
※公式冊子より抜粋
◎サイン本ご用意できます。お問い合わせください。