本の詳細
●内容
この切符の終着駅はどこだろう?
「瀬名さん、準備はよろしいですか?」
「最相さん、切符は手にしました」
こうして始まった、1年半にわたる往復書簡。
「未来を考えるということは、私たちひとりひとりが今と未来の間に「ひとつの装置」を見いだすことなのかもしれない。―― 瀬名」
「星新一もまた、暗闇と希望を知る人だったのだろう。……暗闇と希望をつなぐのは物語る力だろうか ―― 最相」
…手紙が行き交うたびに紡がれる、未来へ語り継ぐべき言葉の数々。
二人の「物語る力」が暗闇と希望をつないでいく。
未来を周遊するブックガイド付
●書店員さんの言葉
一回見開き二ページ読みきりの往復書簡という形式もあって、文章がきりりと引き締まっていて、立ち姿がとても美しく凛々しい。十年に一度の傑作。
(ジュンク堂書店池袋本店 大内達也)
科学を柱にノンフィクション作家と小説家が融合した魂の往復書簡。トークショーでも対談集でも味わえない思考の連鎖反応。二人によって私の未来が広がった。
(萬松堂 中山英)