いま、地方で生きるということ
4刷

いま、地方で生きるということ

西村 佳哲
  • 定価 1,700 円+税
  • 判型四六判
  • 頁数280 ページ
  • 発刊2011年08月11日
  • ISBN9784903908281
  • Cコード0036
  • 装丁尾原史和(SOUP DESIGN)
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

3・11の震災以降、日本中の誰もが、「住み慣れた地」を離れる可能性について向き合わざるをえなくなった。 東京出身の著者は、以前から「どこで生きてゆくのか」というテーマを抱えていた。 が、今回の震災を機に、地方で生きることの意味もまた変わった。 そうした思いをもとに、この5、6月に東北・九州を取材してまわった著者は、そこで何を訊き、何を感じたか・・・。 「どこで暮らし、どんなふうに生きてゆく?」 「都市」に対する二項対立ではない、「地方」とそこに生きる人をとらえる、本邦初の本。

目次

1 東北行 自然学校とは? 北上川の河口へ 「自分のおるところで生きている」 「人間の自由度の量の問題ですね」 「秋田を肯定したいし、肯定されたい」 etc… 2 九州行 福岡 酒井咲帆・写真展『いつかいた場所』より 「”住む”こと自体がひとつのまちづくりだ」 鹿児島 「生物的な直感知や本能は大事にした方がいい」 etc… 3 あとがきにかえて お金が要る、という重力 「自分たちの場所を自分たちでつくってゆくこと」 etc…

著者情報

著: 西村 佳哲(ニシムラ ヨシアキ)

1964年、東京生まれ。武蔵野美術大学卒。建築設計の分野を経て、つくること・書くこと・教えることなど、大きく3種類の仕事に携わる。デザインオフィス、リビングワールド代表。多摩美術大学、京都工芸繊維大学非常勤講師。働き方研究家としての著書に『自分の仕事をつくる』(晶文社/ちくま文庫)、『自分をいかして生きる』(ちくま文庫)、『自分の仕事を考える3日間 Ⅰ』『みんな、どんなふうに働いて生きてゆくの?』(以上、弘文堂)、『かか わり方のまなび方』(筑摩書房)など。