街場の教育論
16刷
街場シリーズ

街場の教育論

内田 樹
  • 定価 1,600 円+税
  • 判型四六判
  • 頁数296 ページ
  • 発刊2008年11月17日
  • ISBN9784903908106
  • Cコード0095
  • 装丁クラフト・エヴィング商會
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

◆内容紹介 「教育には、親も文科省もメディアも要らない!?」 「教師は首尾一貫していてはいけない!?」 「日本の教育が『こんなふう』になったのは、われわれ全員が犯人」 「教壇の上には誰が立っていても構わない」 「学校はどの時代であれ一度として正しく機能したことなんかない」 「『他者とコラボレーションする能力』の涵養こそ喫緊の課題」 学校、教師、親、仕事、宗教…… あらゆる教育のとらえ方がまるで変わり、「学び」の本質を見事に言い当てた、驚愕・感動の11講義! 混迷する日本を救う、現代必読書。 ◆パブリシティ情報 「教育問題を学際的・国際的な角度からその本質まで深く掘り下げている」 (尾木直樹氏、「教職研修」09年4月号) 「内田先生いいこと言う!」 (武田鉄矢氏、ラジオ文化放送「今朝の三枚おろし」09年3月16日放送内容より) 「たくさん目の覚めるような言葉があって、びっくりしました!」 (児玉清氏、テレビBS11ch放映「週刊ブックレビュー」09年2月14日放映内容より) 「この本は学校の先生たちに向けて、日本の教育をよくするために書かれたが、先生じゃない人たちが読んでも「そうだったのか!」とひざを打ちまくる」 (武田篤典氏、「R25」09年2月6~12日号) 「街場でフツーのオッサンがこんなスゲェ話をするわけがない」 (養老孟司氏、「週刊文春」08年12月18日号) 「目からウロコが落ち、うなずくこと数百回」 (香山リカ氏、「日刊ゲンダイ」08年12月19日号) 「内田センセイの本はいつでも希望の書なのである」 (福岡伸一氏、「読売新聞」08年12月21日) 「文句なしにおもしろい本だ。(中略)楽しみながら教育がわかる学者の高等落語」 (広岡守穂氏、共同通信配信書評、各地方紙随時掲載中) 「『報われる分しか努力しない』のは『下層』への釘付けを自ら選ぶことだ」 (森山和道氏、「SPA!」09年1月13日号) ◆書店員さんの声 間違いなく今年、一番面白かった本です。教育について今、最も本質を突き、最も分かりやすく、そしてなによりも面白く読めてしまう。こんな本にはそう簡単にお目にかかることはできません。そうか! そういうことだったのか! (紀伊國屋書店本町店 百々典孝) 内田先生「祈り」の書か? 次に開かれたい人、必読。 (ブックファースト自由が丘店 広野陽子) 「成熟は葛藤を通じて果たされる」。この一文が一番頭の中をかけめぐっています。 (旭屋書店 柴田夕希子) どうにも大変な思いをしていらっしゃる教育関係者のみなさまが読まれたら、きっと勇気づけられるのではないでしょうか。 (ジュンク堂書店大阪本店 杉澤敦子) 関西在住なら絶対変装して講義聴きに行ってます。 (紀伊国屋書店新宿本店 池田飛鳥) 教育現場に携わる人だけではなく、就職活動に悩む学生にもぜひ読んでいただきたい。 (リブロ別府店 祐保博美 「週刊現代」09年2月14日号) 出版不況の中で、人文書を中心に、ひときわ輝く内田先生の著作本。ぜひ、ご一読を!! (紀伊國屋書店札幌本店 金井和明 「産経新聞」09年1月24日) ◆読者の声 “教師”内田樹の論の展開に共感し、あちらこちらに付箋がつけられました。 (61歳 男性) 仕事を終え帰宅し、「最近酒量が多いな」と つぶやく教員にすすめたくなります。 (41歳 男性) 1つのテーマをいくつもの側面から考察する街場シリーズは、内田先生の多くの著書の中でも私にとって「特別」なシリーズです。 (30歳 男性) ヒヤリともするし、ニヤリともする。鋭いけど温かい。自分の中のどこかの部位にひっかかって自己主張できずにいた言葉が立ち上がってくるのを感じる。 (54歳 男性) 学校の先生方への応援歌ですね。お世話になっている担任のI先生、学年主任のA先生にも届きますように。。。 (43歳 女性) 最高におもしろかったです。教育現場にいる身としては、「そう!そう!そうー!」の連発でした。内田先生にパワーをもらいました。ありがたや、ありがたや。 (33歳 女性)

目次

まえがき 第1講 教育論の落とし穴 第2講 教育はビジネスではない 第3講 キャンパスとメンター 第4講 「学位工場」とアクレディテーション 第5講 コミュニケーションの教育 第6講 葛藤させる人 第7講 踊れ、踊り続けよ 第8講 「いじめ」の構造 第9講 反キャリア教育論 第10講 国語教育はどうあるべきか 第11講 宗教教育は可能か あとがき

著者情報

著: 内田 樹(ウチダ タツル)

1950年東京生まれ。東京大学仏文科卒業。東京都立大学大学院博士課程中退。神戸女学院大学文学部教授。専門はフランス現代思想、映画論、武道論。著書に『ためらいの倫理学』(角川文庫)、『寝ながら学べる構造主義』(文春新書)、『下流志向』(講談社)、『村上春樹にご用心』(アルテスパブリッシング)、『こんな日本でよかったね』(バジリコ) 、『街場の現代思想』(文春文庫)、『街場のアメリカ論』(NTT出版)、『街場の中国論』(ミシマ社)など多数。『私家版・ユダヤ文化論』(文春新書)で第六回小林秀雄賞受賞。

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