病気にならないための時間医学
4刷

病気にならないための時間医学

〈生体時計の神秘〉を科学する

大塚 邦明
  • 定価 2,200 円+税
  • 判型46判上製
  • 頁数278 ページ
  • 発刊2007年11月26日
  • ISBN9784903908038
  • Cコード0047
  • 装丁クラフト・エヴィング商會
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

◆内容紹介
すべての生物には時計がある——。
ヒトの生体時計は二五時間——。
生活習慣病や癌、骨粗しょう症などの発症を予知し予防しているのも、
「生体時計」と時計遺伝子——。
「時間医学」(「時間の流れを考慮した医学」)の第一人者が、
「時間とからだ」の関係、生命の神秘について、
医者としての使命感と三〇年以上にわたる研究の情熱・感動をこめて書き綴る。
病気にならないための智恵がつまった、必読・科学読み物。

著者は、「患者」にとって一番いい医学とは、を追究しつづける現役医師。講演、ラジオ出演のたびに「本は?」と、熱い声がよせられていた。ついに著者初の一般書を上梓。

◆パブリシティ情報
「健康で長生きしたい方は、ぜひご一読を!」
(安田高弘氏、「健康365」08年3月1日号)

「時間医学と、その地域の気候、風土などの文化人類学的立場に立ったフィールド医学の二つを人々の健康を守るベースにしようという著者の提言には、十分な説得力を感じた」
(青山栄氏、「週刊現代」08年1月5・12号)

◆時間医学でわかること
・脳梗塞・心筋梗塞は、月曜の朝に多い
・午前中、30分の散歩がからだにいい
・グレープフルーツは、夜より朝に食べるのがいい
・人の誕生は夜から朝方に多い
・「三日坊主」も生体リズムのせい?
・オーロラがでた翌日と翌々日に心筋梗塞が多発する
・リハビリより、プリハビリが大事
・大切なのは、「早起き」早寝! etc.

目次

はじめに 序章 時間医学はなぜ必要か——病気にならないために 第一章 時間生物学とは何か 第二章 時間(とき)を読む新しい医学 第三章 時間医学が教えてくれること 第四章 自律神経をコントロールする生体時計 第五章 宇宙のリズムと文化のリズム 第六章 クロノミクスの威力——生命と環境を解読する 第七章 寿命と生体リズムの不思議な関係 終章 未病を識る、平成養生訓 おわりに——リハビリからプリハビリへ 解説——生体リズムについての三〇の質問の解説

著者情報

著: 大塚 邦明(オオツカ クニアキ)

大塚邦明(おおつか・くにあき、東京女子医科大学 東医療センター 内科教授) 1948年、愛媛県生まれ。1972年、九州大学医学部卒業。九州大学温泉治療学研究所助手、高知医科大学老年病学教室助手を経て、1998年より、東京女子医科大学 東医療センター 内科教授。医学博士。日本循環器学会認定循環器専門医。時間医学・老年医学が専門。時間医学とフィールド医学の融合を求めている。日本自律神経学会常任理事。日本時間生物学会理事。2000年に日本時間生物学会会長、2006年に日本自律神経学会会長を務め、2007年に時間生物学世界大会を主催する。 著書に『時間医学とヤヌス医学』(メデイカルレビュー)、『狭心症・心筋梗塞・高血圧・脳卒中:解明された発病のカギ、宇宙と体内時計の関係』(保健同人社)、『ホルター心電図』(共著、医学出版社)など。 著者は、「患者」にとって一番いい医学とは、を追究しつづける現役医師。講演、ラジオ出演のたびに「ぜひ本を!」と、熱い声がよせられていた。ついに著者初の一般書を上梓。