原点回帰の出版社、株式会社ミシマ社

ミシマ社ニュース

【11/22(日)】森田真生×甲野善紀「この日の学校 @鹿谷庵」オンライン配信のお知らせ

2020.10.01更新

konohi.jpg

イベント内容

今年の4月19日に初めてオンラインで開催した前回の「この日の学校」からはや半年。その際に森田さんがおっしゃった「これまでの世界が戻るのを待つのではなく、新しい世界へと踏み出すしかない」というメッセージを受け、ミシマ社も「MS Live!」(ミシマ社主催のオンラインライブ配信)がスタートするなど、この間大きな変化がありました。
 
そして、前回の開催からちょうど半年となる11月に、「この日の学校」を開催いたします。テーマは、生命の時代の「新しい生活」に向けて。引き続き危機の状態であることに変わりのないいま、生命の一員であるわれわれ人間は何を考え、どのような生活をおくることができるのかについて、森田さんと甲野さんが語ります。
 
 
下記に森田さんよりいただいたメッセージを掲載させていただきます。
 
 
緊急事態宣言下の京都と東京を繋ぎ、「人間いかに生きるべきか」を主題に甲野先生と対話した四月の「この日の学校」から気づけば半年が過ぎました。あれから本当にいろいろなことがありました。たった100nmの大きさのウイルスたちによって、僕たちはたくさんのことを学び、考えさせられています。
 
現代は、「大加速(the great acceleration)」の時代と呼ばれています。これは、人間の社会・経済活動が爆発的に増大し、これに地球システム全体が繊細に応答し始めた時代です。病原性のウイルスや、凶暴化する気候、あるいは汚染される海洋がもたらす未来の不確実性は、あまりに放縦な人間活動の「加速」の帰結でもあります。あらためて、人間とそれ以外を切り離して考える発想の機能不全に直面しながら、僕たち人間もまた、人間以外のすべての生命と深く混ざり合い、連続している存在であることを思い知らされています。
 
集中豪雨、猛暑、感染症拡大、台風……。まるで「災害の合間を縫って生きている」ような不穏な日々のなか、ただ対症療法的に目の前の不都合に蓋をするのではなく、地球環境を、これからも「住める」場所として営んでいくためには、人間とは何か、生きるとはどういうことか、といった根源的な問いに、あらためて正面から向き合っていく必要があります。何より、これまでの常識を縛ってきた人間中心的な視座を少しずつ解きほぐしながら、「生命」の一員として人間がまっとうな役割を果たしていく覚悟を決めていかなければならないのだと、いまあらためて強く感じています。
 
前回の「この日の学校」から半年経ったこのタイミングで、マスクや消毒、ワクチン等で当面の危機に蓋をするだけではなく、これからも地球環境を、人間やその他の生命が生き続けられる場所として営んでいくための「新しい生活」を確立していくために、いま僕たちに何ができるかを、甲野先生はじめ、当日参加されるみなさんとともに、模索していきたいと思います。
 
当日は、11月からオープンする僕の新しいラボ「鹿谷庵(ろくやあん)」から配信します。
11月22日、全国のみなさまとともに、言葉と思考を交わし合えることを、心から楽しみにしています。
 
森田真生(2020年10月1日)
 
 

オンライン配信日時

■日程:2020年11月22日(日)14:00~

オンラインチケットのご購入(定員100名)

 
 
※ミシマ社サポーターのご案内、お申し込みはこちらから。
 

 

出演者プロフィール

森田真生(もりた・まさお)

1985年東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。現在は京都に拠点をかまえ、独立研究者として活動。全国で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」「数学ブックトーク」など、数学をテーマにしたライブ活動を行っている。2015年10月、デビュー作『数学する身体』(新潮社)で第15回小林秀雄賞を受賞。2016年に『みんなのミシマガジン×森田真生 0号』(ミシマ社)、編著として数学者・岡潔の選集『数学する人生』(新潮社)、2018年10月に絵本『アリになった数学者』(絵・脇阪克二/福音館書店)、2019年3月に初の随筆集『数学の贈り物』(ミシマ社)を刊行2019年11月より、WEBマガジン「みんなのミシマガジン」にて、新連載「聴(ゆる)し合う神々」がスタート。

公式ウェブサイト→ Choreograph Life



morita-thum.jpg



甲野善紀(こうの・よしのり)

養老孟司共著『自分の頭と身体で考える』(PHP研究所)、『剣の精神誌』(ちくま学芸文庫)、『神技の系譜-武術稀人列伝-』(日貿出版)『出来ない理由は、その頑張りと努力にあった』(PHP研究所)、土田昇共著『巧拙無二』(剣筆舎)、方条遼雨共著『上達論』(PHP研究所)、『今までにない職業をつくる』(ミシマ社)ほか著書多数。
 
 
kono.jpg
 

関連ニュース

コンテンツ一覧

  • ミシマ社の本屋さんショップ
  • ミシマ社公式Twitter
  • 代表三島邦弘のTwitter
  • ミシマ社公式Facebook
  •