原点回帰の出版社、株式会社ミシマ社

ミシマ社ニュース

  • ホーム
  • ミシマ社ニュース
  • 【5/19(火)開催!】森田真生さん・瀬戸昌宣さん オンライン配信「学びの未来・座談会」開催のお知らせ

【5/19(火)開催!】森田真生さん・瀬戸昌宣さん オンライン配信「学びの未来・座談会」開催のお知らせ

2020.05.08更新

manabinomirai3_news.jpg
 
学校休校。この空前絶後の状態を、親、大人たちはどう向きあい、何をすればいいのか?
独立研究者として長年「未来の学び」を誰よりも考えてきた森田真生さん。
森田さんの学校の先輩であり、未来の教育を実践するパイオニア・瀬戸昌宣さん。
いま、二人は何をどう考えているのか?
瀬戸さんが実践する学びの場「イデア」での具体例とともに、たっぷりお伝えいたします!
下記、お二人よりメッセージをいただいておりますので、掲載させていただきます。
 
◉ 森田さんより
「学校」は、最も惰性の強い制度の一つとも言われます。つまり学校は、ほんの少しずつしか変わっていかないのです。それは、学校という制度の重要な性質でもあり、同時に、学びの可能性に対する想像力をこれまで制約する大きな要因にもなってきました。
 
いまにわかに、その「学校」という制度が、一時的にとはいえ、機能停止に近い状態になってしまいました。全国各地で休校が続き、僕たちは仕事に、家事に追われながら、学びとは何か、子どもにとっての「不要不急」とは何か、学校に行くのとは別の形で学びを育んでいくにはどうするばいいのかといった根本的な問いを、真剣に考え抜かなければならない状況に投げ込まれています。僕も含めて、誰もが答えの見えない暗中模索の状況ではないかと思います。
 
そこで僕の頭にまっさきに思い浮かんだのは、高知県土佐町で新たな学びの場づくりしている瀬戸昌宣さんが、学校外での多様な学びを支える場所として今年立ち上げた「i.Dare(イデア)」という教育プログラムのことです。僕は今年そこで学ぶ子どもたちのもとを訪ね、彼らの学ぶ姿を見ながら、本当に大きな刺激をもらいました。詳しくは当日、瀬戸さんにもお話してもらう予定ですが、一言でいえば、「学ぶことと生きることが直結しているとき、人はこんなにもいきいきと集中力を発揮できるのか!」と、あらためてハッとさせられたのです。
 
瀬戸昌宣さんは教育(という言葉を本人はあまり使われませんが)の実践家として僕が最もリスペクトしている一人です。彼は何年も前から一貫して「学校」という枠組みにとらわれない学びの可能性を追求してきました。
 
「学校」という枠が本当に一時的に取り払われてしまったいまは、学びの可能性をラディカルに再考するまたとない機会でもあります。このタイミングでぜひ瀬戸さんを囲んで、学びの未来、学びの可能性について、語り合いたいと考えました。
 
僕は瀬戸さんと話すたびに、正しい答えを与えてもらうというよりも、考えるための新しいきっかけ、自分の力で考えてみようというふつふつとした意欲をもらいます。今回の「座談会」もまた、子どもや学びにかかわるすべてのみなさんとともに、考えること、学ぶことの喜びを再発見していくことができるような、新鮮な驚きと発見にみちた時間になればと、心から願っています。
 
◉ 瀬戸さんより
わたしたちはさまざまなことを諦めざるを得ない状況に突如として置かれました。義務だと思っていた通学がなくなり、ふと立ち止まる。子どもは「なぜ学校にいくのだろう?」と問い、保護者は「学校になにを求めているのだろう?」と自問する機会となったと思います。与えられた学習権と課された教育義務。その意味について考えずに過ごした日々から、その意味と向き合わざるをえない日々の中で、学びの意味についてそれぞれ考えたのではないかと思います。
 
「教育を受ける」「学ぶ」を学校がない状態でどのように達成すれば良いのか。多くの人々が悩みさまざまなリソースを探し求めたことと思います。既に存在する教育サービスの多種多様さに驚きすぐさま子どもに提供したかたもいるでしょうし、遠隔授業で子どもの学びを保障しようと奮闘する学校教員の熱意に感動されたかたもいると思います。ここ何十年と見られなかった教育の大きなムーブメントが今起きています。そのある種の熱狂を感じ歓迎しつつも、やはりいつもの引っかかりが心に残ります。
 
「教育すること、育てることに一生懸命になりすぎではないだろうか?」
 
そもそも、だれかを教育したり育てたりは、本質的にできることなのでしょうか?そう思うのは教育する側・育てる側のちょっとした勘違いなのではないか、そのような枠組みはそもそもいらないのではないかと、三人いるわたしの子どもたちを毎日見ていて思います。
 
わたしは「ひとは育つ」と思います。ひとりひとりのタイミングで,ひとりひとりの育ちをするのだと思います。その育ちを促すのはわたしたちが干渉することではなく、環境をととのえることだと思います。生きる、あそぶ、まなぶが一続きの「ひとが育つ環境をととのえる」とはどういうことか。わたしの日々の試行錯誤を皆様にお伝えし、皆様の心に今はない気付きが生まれることを願っております。
 
 

オンラインライブイベント配信日時

5月19日(火)18:00〜21:00(休憩15分×2含む)
 
※当日17:00ごろより開場(配信テスト)を行いますので、接続が不安な方はお早めにご参加ください。
※こちらの講座はZoomのウェビナー機能を使って配信致します。
※Zoomイベントの参加方法の詳細はこちら。
※オンライン配信をご覧いただくには、インターネット環境が必要です。
※やむを得ない事情によりライブ配信ができなかった場合、ご返金いたします。
 

オンラインライブ配信チケットのご購入(定員100名)

下記をクリックして、チケットをご購入ください。
 
 
 
※ チケットをご購入いただくと、チケットPDFをダウンロードできるようになりますので、ダウンロードをお願いいたします。PDFに記載のあるURLより、zoomの「ウェビナー登録」をすると、講座にご参加いただけます。
 
 

おすすめ書籍

この座談会に合わせて読んでおきたい2冊です。本イベントに合わせて、送料無料でお届けします。(販売協力:誠光社)
0509-1.jpg
 
『ミシマ社の雑誌 ちゃぶ台Vol.3「教育×地元」号』(特集「先生・生徒の枠組みがなくなる」にて森田さんと瀬戸さんの対談を収録!)
 →こちらからお買いもとめください。(送料無料)
 
『数学の贈り物』(森田真生さんによる初の随筆集)
 →こちらからお買いもとめください。(送料無料)
 

出演者プロフィール

森田真生(もりた・まさお)
 
1985年東京生まれ。東京大学理学部数学科卒業。現在は京都に拠点をかまえ、独立研究者として活動。全国で「数学の演奏会」や「大人のための数学講座」「数学ブックトーク」など、数学をテーマにしたライブ活動を行っている。2015年10月、デビュー作『数学する身体』(新潮社)で第15回小林秀雄賞を受賞。2016年に『みんなのミシマガジン×森田真生 0号』(ミシマ社)、編著として数学者・岡潔の選集『数学する人生』(新潮社)、2018年10月に絵本『アリになった数学者』(絵・脇阪克二/福音館書店)、2019年3月に初の随筆集『数学の贈り物』(ミシマ社)を刊行。2019年11月より、WEBマガジン「みんなのミシマガジン」にて、新連載「聴(ゆる)し合う神々」がスタート。
 
公式ウェブサイト→ Choreograph Life
 
morita-thum.jpg
 
瀬戸昌宣(せと・まさのり)
 
1980年東京生まれ。農学博士(農業昆虫学)。米国コーネル大学にて博士号を取得後、同大学で博士研究員として研究と教育に従事。通算13年の米国生活を経て、2016年から土佐町役場に勤務し地域の教育に参加。2017年にNPO法人SOMAを設立し、4000人の町で全世代への教育を展開。林業を教育素材として総合的な学習に取り組める杣の学び舎の設立や、町内外誰でもが分け隔てなく「居る」ことができるprivate public space (私的公共空間)「あこ」など、環境を整える事業を展開する。高知県の起業支援事業 Kochi Startup Parkのコーディネーターとしてアントレプレナーシップ教育にも取り組む。
 
 
seto.jpg


 

 

 

 

 

 

 

 

関連ニュース

コンテンツ一覧

  • ミシマ社の本屋さんショップ
  • ミシマ社公式Twitter
  • 代表三島邦弘のTwitter
  • ミシマ社公式Facebook
  •