土曜の夜いかがおすごしですか。
わたしはたったいま、白川道先生の『最も遠い銀河』(幻冬舎)読了。
ふへー。
朝から晩までかけて一気に読んだので、今はぼんやりです。
なぜってこの本、上下巻、しかも二段組。
先日上巻を少し読み始めたところで、
いや、こりゃ、まとまった時間を作って一気に読みたいと思い、
今日まで読むのをグッと我慢。
今朝から、何をしながらも手にこの本を持ち、
いかん、上巻を読み終わる!
わー、葛城!!どうなるー!!?
と、騒ぎながら上巻あと数ページの段階で、
下巻を買うために車を出してもらって書店へ行き、
それから今までこれまた何をしながらも手に下巻を持ち、
先ほど読了したわけです。
木村に、「桃子君。いい加減にしなさい。・・・桃子君?!!」
「あ、ごめんなさい」と、何度もやりとりしながらの読了。
あー、面白かった!!
登場人物が多すぎると、わたしは混乱することが多々あるのですが、
この小説は、それぞれの人生と性格、業が、
読んでいる者が怖くなるほど繊細に表現されていて、
どんどんのめりこんで行きました。
読んでいる間、違う人生を生きるような感覚になる。
小説の面白さって、こういうところが好きなんだよなと、
純粋に思い出しました。
やっぱり同じように、ゆっくりとした空間で読みたくて、
冬の長野の山奥で読んだ弊社刊松本健一先生の『海岸線の歴史』ですが、
明日の朝、朝日新聞で書評していただけるのだとか。
今からとっても楽しみです。
朝日新聞をご購読の方は、ぜひチェックしてみてください。
よろしくお願いします