ウソつきの国

ウソつきの国

勢古浩爾
  • 定価 1,600 円+税
  • 判型四六判並製
  • 頁数256 ページ
  • 発刊2017年02月22日
  • ISBN9784903908908
  • Cコード0095
  • 装丁矢萩多聞
取扱書店 一冊!取引所

本の詳細

首相も大統領も、IT、ケータイ会社も…… ウソばっかり! 「言葉を舐めてませんか?」 この時代の「まっとうさ」を愚直に問い直す。 上場ITメディア企業、通販会社、浮気男、サイコパス、 新聞、週刊誌、テレビ、世界中の政治家たち…… ウソつきの国、ウソつき会社、ウソつきたちが急増中!? 著者は、「ふつうのおじさん」の立場から、本を読み、ものを書き、 34年会社に勤め、「まっとうに生きること」を問いつづけてきた。 地に足のついた思考を求めて、今こそ、著者の声に耳を傾けよう! 有史以来、ウソは人間世界を覆ってきた。ウソをつく人間はしばしば罪を逃れ、利を得てきただろう。悪質なウソをつかれた者は、誹謗中傷に晒され、身に覚えのない罪を負わされ、苦しんだだろう。ウソをつく才覚のない者は、〝正直者はバカをみる〟のとおり、損ばかりしてきただろう。それでも、小ばかにされ蔑視されながらも、「正直」は「ウソ」の真っ只中を生き抜いてきたのである。――「あとがき」より

目次

まえがき――ウソはつきつめると難しい 第一章 ウソくさい言葉が蔓延している 第二章 平然とウソをつくハレンチな輩たち 第三章 「わたしの責任です」の無責任 第四章 「ウソでもいいから騙してほしい」 第五章 ウソの品質 第六章 事実の集め方によってウソができあがる 第七章 だれもウソなどつきたくない あとがき――ウソのなかを生き抜く真

著者情報

著: 勢古浩爾(セココウジ)

1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に入社したが2006年に退社、執筆活動に専念。「ふつうの人」の立場から「自分」が生きていくことの意味を問いつづけ、『まれに見るバカ』(洋泉社・新書y)で話題に。その後も『アマチュア論。』(ミシマ社)、『会社員の父から息子へ』(ちくま新書)、『定年後のリアル』(草思社文庫)など著書多数。

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